お茶生産者:齋藤 安彦さん

齋藤 安彦さん

無農薬茶の第一人者として有名。
大自然に囲まれた静岡県島田市伊久美で木の生命力を最大限に引き出し、有機質のぼかし肥料を作り、自然で健康的なお茶を栽培。
日本のお茶は味主体だが、中国茶は香りが主体。
日本茶をもっと香りのあるものにしたいと中国へ渡ったのがきっかけで、以来発酵茶や釜炒り茶など、中国の製茶技術を取り入れた多種多様なお茶作りをしている。
蒸す方法しかない日本の緑茶に比べ、中国茶は直接熱を加えることで幾種類ものお茶を創り出してきた。
かって大学に残り熱力学を研究していた齋藤さんの研究は、お茶づくりにも活かされている。「製茶は熱力学なんです」。
やぶきた一辺倒の緑茶栽培ではなく、静岡県が生んだ香駿や農水省の試験場で生まれた蒼風など、多品種を積極的に栽培。国産烏龍茶作りの先駆け的存在でもあり、遊び心いっぱいの茶文化研究家でもある。
齋藤さんの作るお茶は「齋藤安彦のお茶」として人気を博している。

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